高額査定が期待できる内装のオプション装備とは?

高額査定が期待できる内装のオプション装備とは?

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車の査定というと、ボディの傷や凹みなど外装に目が行きがちですよね。しかし、その他にも内装にも意識を向けることで、査定額が大幅に変わることがあります。基本的には、高級感がある内装であれば、査定も高くなる傾向です。

 

具体的には、レザーシートや本革巻きステアリングなどですね。純正オプションで内装の高級感をプラスできますが、こういった車両であれば売却するときにも高くなります。ですから、新車を購入するときには、売るときのことを考えてオプションの設定をした方が良いかもしれません。

 

他にも色々な要素があるので、以下で紹介をしていきます。

 

レザーシート

 

シートを軽視する人がいますが、車の印象を決める大切な要素の一つです。実際、車は色々なパーツが他の車種から流用されたりしていますが、シートに限っては車種ごとにオリジナルのデザインを採用しています。

 

内装の質感やドライビングポジション、ボディサイズに合わせて、専用に設計されているわけですね。なので、シートの作りによって内装の高級感が決まると言っても過言ではありません。

 

シートの材質は、「ファブリック」と「レザー」の2種類に大きく分けられます。そして、レザーを使ったシートは、見た目の高級感があるので価値が高いです。本革とフェイクレザーがありますが、どちらもファブリックよりはプラス査定になりやすいですね。

 

具体的には、「セミアニリンレザー」や「ナッパレザー」、「アルカンターラ」や「ビニールレザー」などがあります。

 

 

純正品でなくても、別注でレザーに張り替えていれば評価されることがあります。しかし、派手な色遣いなどをすると、逆に評価を下げることもあるので注意してください。

 

ステアリング関係

 

ステアリングやシフトレバーなども、内装の印象を決定する大切な要素ですよね。特に、直接手で握るものですから、質感などはすごく重要です。これらも材質によって、査定が変わるので覚えておいてください。

 

革巻きやウッド、カーボン仕様だと、高級感があって人気も高いのでプラスに評価されますね。ただし、純正品に限ります。社外パーツに変更してあると、評価を落とす危険があるので注意しましょう。

 

「MOMO」や「TRD」、「NARDI」などの有名メーカーのステアリングやシフトレバーであれば、パーツショップで高く買い取りしてもらえます。ですから、社外品は別の店で査定をしてもらうようにしてください。

 

マルチナビなどのシステム

 

カーナビと言っても、DVDナビなどは全くプラスにならないと思って良いでしょう。いまやカーナビは常識のシステムですから、単に搭載しているだけでは価値が無いわけです。最低でも、HDDナビである必要があります。

 

最近は、カーナビに色々な機能を搭載したマルチナビが主流です。通常のナビゲーション以外にも、エアコンの調節やクルマのメンテナンス情報の表示、テレビなどの多彩な機能を搭載しています。こういったマルチナビがあると、買取査定ではプラスに評価されます。

 

さらに、マルチナビだとパーツショップで高く買取してくれることもあるので、調べてみると良いでしょう。ただし、取り外すときに工賃が掛かりますし、ナビ無しで査定をするとマイナスとなるので、そこの天秤を上手く考慮する必要がありっます。

 

また、バックモニターや後席モニターなども、快適装備として人気がありますよね。こういったオプション搭載車は高額査定となるので、知っておいてください。ミニバンなどだと、周囲の視界が非常に悪いです。

 

特に、女性やお年寄りが運転する場合は、バックモニターが無いと不安になります。さらに、最近だとサイドモニターや上空から見たアラウンドビューモニターなども登場していますよね。中古車市場では、そういった機能が好評ですから、あると査定アップが期待できます。

 

エアバッグ

 

最近のクルマは、運転席と助手席エアバッグは当り前に搭載されていますよね。だから、それでプラス査定となることはありません。逆に、無いとマイナスになるので注意しましょう。ステアリングを変更したりしていると、エアバッグが非搭載の場合も多いです。

 

で、何がプラス査定となるのかというと、オプションで付けることができるエアバッグです。つまり、サイドエアバッグやカーテンエアバッグ、ニーエアバッグなどがあります。これらがあると安全性が飛躍的に向上するので、中古車市場でも大人気です。

 

当然、プラス査定となりますから、積極的にアピールするようにしましょう。

 

コーナーセンサー

 

ミニバンやSUVなどの大きな車だと、車幅の間隔が分かりづらいですよね。なので、コーナーセンサー付きのものが人気があります。コーナーセンサーとは、車体のサイドに超音波センサーが付いており、壁などの障害物と接触しそうになると音で知らせてくれるものです。

 

運転が慣れていない人でも、スムーズに車庫入れなどを行うことができます。なので、中古車市場でも女性などから人気がありますね。当然、センサーが付いている方が、プラス査定となるのは言うまでもありません。

 

また、最近だとクリアランスセンサーと呼ばれる高機能なものまで登場しました。これは、障害物が近づいても、ステアリングの舵角から判断してぶつからない場合は音が鳴らない仕組みです。これだと、不要な時に警告されないのでストレスなく運転することができます。

 

もちろん、通常のコーナーセンサーよりも高く評価されますから、査定の時にアピールするようにしましょう。

 

ドア関係

 

ドアに搭載されている便利機能としては、キーレスエントリーがありますよね。鍵を刺さなくても、リモコン操作でドアを開閉できる機能です。一昔前では、人気のある高級車だけのオプションとなっていました。

 

しかし、今では標準搭載が当たり前となっているので、査定でもプラスに評価されることはありません。むしろ、搭載されていなければマイナスとなることもあります。なので、現在では、スマートエントリー機能が人気となっていますね。

 

これは、鍵をポケットに入れておくと、クルマに近づいたり、ドアに触れた段階で開錠する機能です。買い物などで両手がふさがっている時にも、すごく便利な機能ですよね。なので、今ではスマートエントリーが搭載されていると、査定額もアップする傾向にあります。

 

また、ミニバンだとパワースライドドアなども人気ですよね。これは、リモコン操作でスライドドアを自動開閉できる機能です。力の弱い女性やお年寄りでも開閉できるので、かなりニーズが高まっている機能です。

 

他にも、両側スライドドアが付いているとポイントが高いです。ミニバンであれば、片側スライドドアは標準搭載が当たり前ですが、オプションで両側スライドドアも選択できます。狭い駐車スペースでも乗り降りが簡単だったり、半ドアの心配もないので人気がかなり高いですね。

 

なので、こういったドアのオプションがあると、高額な査定が出やすいと言えるでしょう。

 

ETC

 

最近だと、ETCを搭載したクルマも珍しくないですよね。高速道路を走るクルマには、ほとんど付けられているはずです。最初から標準搭載しているクルマもあるほどなので、査定にはあまり反映されないと言われています。

 

しかし、メーカーオプションのETCであれば、見た目もスッキリとしているので中古車市場では人気があります。後付けのETCだと、ダッシュボードの上などにむき出しだから不格好ですよね。なので、オプション品のETCだと、それなりのプラス評価を得ることができるでしょう。

 

業者によっては、ETCを考慮しない場合がありますが、「他店ではプラス査定してもらったけど」などと伝えてアピールするようにしてください。そうすれば、いくらか交渉の余地が生まれてくるかもしれません。

 

パネル類

 

高級車の内装を見ると分かりますが、ウッドパネルを使用していることが多いです。これは、高級感を演出するためで、落ち着いた質感が非常に人気があります。当然、中古車市場でも人気がありますから、査定時の評価も高くなります。

 

しかし、全体的な統一感が重要です。たとえば、インパネとステアリングで色が違うパネルを使用していたりすると、統一感が無くて評価が下がってしまいがちです。純正オプションのウッドパネルを使用していれば問題ないですが、後付けのウッドパネルだと色遣いには注意してください。

 

また、スポーツカータイプでは、カーボンパネルも人気が高いです。カーボンを使用すると、高級スポーツを演出できるので、かなり価値が高くなります。なので、メーカーオプションでも用意されていることがありますね。

 

人気の内装パネルを選んでおけば、買取査定時の評価も上がりますよ。しかし、プラスチック素材でウッド調になっているものは、思ったより評価が伸びない可能性があります。本物の木を使っていると、高評価となるので覚えておきましょう。

 

エンジン類

 

最近は、モーターを搭載したハイブリッド車が人気ですが、ハイパワーのターボエンジンを搭載しているクルマも査定では高評価を受けることができます。加速力が高いので走りを楽しみたい若者から、今でも人気が高くなっていますね。車種によってターボの評価が異なりますから、覚えておくようにしましょう。

 

スポーツカーの場合だと、ターボエンジンは高評価ですね。最上級グレードには、必ずターボエンジンが搭載されているので、かなり高値が付くことがあります。そして、ノンターボエンジンだと、マイナス査定となることもあるので注意してください。

 

また、高級セダンなどでも、ターボ付きは評価されます。ただ、高級感が最も重要ですから、最上級グレードと比較すると、査定が落ちる場合があります。スポーティさをウリにしたセダンであれば、ターボはかなり武器となるでしょう。

 

そして、小型車や軽自動車の場合でも、一般的にターボの人気は高い傾向にあります。しかし、経済性が重視される車種なので、燃費性能を重視してターボを敬遠するユーザーも少なくありません。なので、思った以上の査定が出ない場合もありますね。

 

基本的には、ターボは高く売れるクルマだと判断しても良いでしょう。でも、メンテナンスを怠らないようにしてください。ターボエンジンは、通常よりもオイルの劣化が早いです。ですから、マメにオイル交換を行うなどの対策が必要となります。これを知っておけば、査定の交渉でも有利になるはずですよ。

 

 

 

以上、内装が査定に与える影響を紹介しました。オプションで設定しておけば、売却時には高値が付く可能性が高いです。なので、内装の高級感にもこだわってみてください。新車購入時の参考にしていただければと思います。



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