車の買取業者の営業トークに騙されるな！

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「その場で交渉や即決しない」でも解説しましたが、車の査定を依頼しても即決はしないでください。業者の中には「ウチより高い査定は出ないですよ」と強気の姿勢で来る場合もありますが、その場で決めないことが大切です。

業者としては、安く買い取るほど利益が高くなりますから、最初は最低限の査定額しか提示しません。なので、査定士の営業トークを鵜呑みにすると、後で後悔することになるかもしれません。

だから、焦らずにマイペースに交渉をすることが大切です。

一般的に、業者とお客の関係性で言えば、お客の方が立場的には上ですよね。「お客様」と言われるくらいですから、多少の要求も呑んでもらえることが多いです。しかし、買取査定の場合では、お客の方が立場が下になってしまうことがあります。

業者側から一方的に査定額を告げられて、お客として従う以外に選択肢がないといった状況もあるようです。なぜこんなことが起きるのかというと、業者とお客との間に情報格差があるからです。

一般の人は、車の買取相場などは知りませんし、査定の現場に慣れていません。だから、初めて車を売る人は、業者の言うことが全てだと思ってしまって、疑いもせずに言いなりになってしまうわけです。

なので、業者に舐められてしまって、安く買い叩かれるといったことがよくあります。

悪徳な業者は、考える時間を与えずに、その場で契約させようとします。相場よりも安い価格を吹っかけて、疑問を持つ前に契約を成立させてしまうわけです。

こういった営業トークが出てきたら、要注意です。これは、気持ちを焦らせて決断させるための罠ですから、絶対に乗らないようにしてください。車の買取相場は常に変動していますが、２～３日で急激に下がることはありません。

なので、契約の前によく考えることが大切ですね。

買取業者は、オートオークションに転売して利益を出しています。なので、利益が出るときしか買取をしません。つまり、査定額が提示されたら、利益が出るという証拠です。

たとえば、オークションで150万円で売れるクルマであれば、最初の査定額は80万円くらいで提示されると思います。この時点で70万円の利益を見込んでいるので、交渉すれば査定額をアップできる可能性があるわけです。最初の査定額は安い可能性が高いですから、すぐに決断しないようにしましょう。

そして、さらに有利に交渉を進めるために、複数の業者で査定を受けることをおススメします。当サイトで何度も説明していますが、査定を1社しか受けなければ、その金額が妥当かどうか判断できません。

だから、最低でも3社以上の査定を受けて、比較することが大切です。「高額査定の４ステップ」でも伝えたように、自分のクルマの相場を知ったうえで交渉しないといけません。そして、他の業者の査定額をチラつかせて交渉することも、高額査定を引き出すためのコツとなります。

ですから、しっかりと交渉を行うことを忘れないでください。