保険会社の財務状態をチェックしよう

保険会社の財務状態をチェックしよう

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自動車保険に加入するときには、保険会社の経営状況も考慮しないといけません。交通事故を起こした時に、保険会社の支払い能力が無ければ補償が受けられない可能性があるからです。

 

最近だと、一流企業でも倒産する時代ですから、ネームバリューがある企業でも安心できません。

 

なので、安さや補償内容だけでなく、保険会社の財務状態もチェックしてください。

 

「財務状態なんて素人じゃ分からないよ!」

 

と思うかもしれませんが、第三者機関による格付けや指標などが公開されているので、誰でも企業の安全性を見分けることができます。

 

保険会社の財務状態をチェックしよう

 

以下で紹介するので、参考にしてみてください。

 

 

保険会社の安全性を見る指標とは?

 

格付け

 

格付けとは、調査会社によって企業をランク付けしたものになります。専門の調査会社が色々な企業の財務情報を調べて評価しているので、客観的で信頼できる指標となっています。

 

有名な調査会社としては、「スタンダード&プアーズ(S&P)」と「ムーディーズ」がありますね。

 


【スタンダード&プアーズの格付け】

 

AAA
債務を履行する能力は極めて高い。スタンダード&プアーズの最上位の発行体格付け。

 

AA
債務を履行する能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。

 

A
債務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。

 

BBB
債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。

 

BB
より低い格付けの発行体ほど脆弱ではないが、事業環境、財務状況、または経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有している。

 

B
現時点では債務を履行する能力を有しているが、「BB」に格付けされた発行体よりも脆弱である。

 

CCC
債務者は現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、および経済状況に依存している。

 

CC
債務者は現時点で非常に脆弱である。

 

引用:スタンダード&プアーズ

 

 

以上のように、アルファベットによってランク付けされています。さらに、「+」「-」によって、相対的な強さを表すようになっています。

 

また、ムーディーズの場合には、上から順に以下のような表記となるようです。

 

「Aaa,Aa1,Aa2,Aa3,A1,A2,A3,Baa1,Baa2,Baa3」
「Ba1,Ba2,Ba3,B1,B2,B3,Caa1,Caa2,Caa3,Ca,C」

 

なので、保険会社を選ぶときには、「A」ランク以上が望ましいですね。最低でも、「BBB」までの中から選ぶようにしましょう。

 

 

ソルベンシーマージン比率

 

ソルベンシーマージン比率とは、財務の健全性を示すための指標のことです。災害などの危機的状況が起きたときに、どれくらいの支払い能力があるかを示すための指標となります。

 

この数値が200%を下回ってしまうと、金融庁から何らかの措置が行われます。だから、数値が大きいほど、財務状態が健全だと言えるわけですね。

 

最低でも、400%を上回る会社を選ぶようにすれば、安全だと言えるでしょう。

 

会社名 S&P ムーディーズ ソルベンシーマージン
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 A+ --- 804.9%
東京海上日動火災保険株式会社 A+ Aa3 751.7%
損保ジャパン日本興亜 A+ A1 716.3%
三井住友海上火災保険株式会社 A+ A1 651.5%
日新火災海上保険株式会社 A+ --- 1,047.2%
アメリカンホーム保険会社 A --- 792.8%
AIU保険株式会社 A+ --- 780.3%
エース損害保険株式会社 AA- --- 1043.3%
共栄火災海上保険株式会社 A- --- 921.4%
セコム損害保険株式会社 A --- 639.9%
富士火災海上保険株式会社 A+ --- 939.9%
アクサ損害保険株式会社 A+ Aa3 840.5%
ソニー損害保険株式会社 --- --- 629.6%
そんぽ24損害保険株式会社 --- --- 633.9%
チューリッヒ保険会社 --- A1 453.0%
三井ダイレクト損害保険株式会社 --- --- 255.9%

 

 

上の表を見る限り、日本の保険会社の経営状態は良好だといえます。なので、料金や補償内容を比較しながら、自分に合った会社を選ぶようにしましょう。

 

 

もしも、保険会社が破たんしてしまったら?

 

日本の保険会社が安全だとしても、絶対に大丈夫とは言い切れません。何かのキッカケで、経営破たんする可能性もゼロではないわけです。

 

なので、保険会社が破たんした時に、どうなってしまうのかを知っておいてください。

 

 

まず、全ての損害保険会社は、「損害保険契約者保護機構」に加盟しています。万が一、保険会社が破たんしてしまった時には、損害保険契約者保護機構によって契約が保障される仕組みになっているわけです。

 

だから、保険契約が無くなるわけではないので、安心してください。

 

 

ただし、補償対象が限定されたり、保険金が減額される可能性があります。加入者にマイナスの影響が出ることがあるので、十分に注意しないといけません。

 

そのため、数年ごとに保険会社の見直しを行って、経営が安定している会社に乗り換えるなどの対策が必要だと言えるでしょう。

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