車検の残り期間と査定額との関係性について

車検の残り期間と査定額との関係性について

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クルマを売却する時期に関して気になるのが、車検の残りについてですよね。車検がもうすぐ切れそうな場合は、車検に通してから売却を考える人がいます。これは、「車検を受けると査定額はアップするのか?」でも説明しましたが、止めた方が良いです。

 

もちろん、車検の残りが多いほど査定額は上がりやすいですが、車検代を上回るほどのアップは望めません。だから、売却を考えているなら、車検に出すことで赤字になることがあるわけですね。

 

なので、車検は通さない方向で考えるようにしましょう。

 

車検による査定額の変動

 

実際のところ、車検の残りが数か月だった場合は、査定額に反映されることはほとんどありません。買取したクルマは、オークションで転売されて全国の中古車販売店に流通しますが、店頭に並んだからといってすぐに売れるわけではありません。

 

ユーザーの手元に届くまでには、買取してから半年後などになることが多いです。なので、車検が数か月残っていても、エンドユーザーに届く前に切れてしまいます。そのため、最低でも半年以上の残りは欲しい所ですね。

 

買取業者に聞いたところ、車検の残りが1年あると、2〜4万円のアップになることが多いようです。車検に通すと大体10万円近くかかってしまいますから、期間が満タンであったとしても完全に赤字ですよね。しかも、車検の評価額は査定士によって、かなり異なるみたいです。ですから、あまり過度に期待しない方が良いでしょう。

 

ちなみに、古い車体で価値がゼロのクルマの場合、車検が残っていてもプラスになることはありません。使えない車なわけですから、当然ですよね。部品取り車や鉄資源、海外輸出用として格安で買取されると思います。

 

車検が近いことを交渉に生かす秘訣

 

先述したように、車検が切れそうなのであれば、そのまま売却するようにしてください。その方が、結果的にはプラスとなります。さらに、車検が近いことを上手く生かせば、有利に交渉を進めることができます。自分の武器となりますから、覚えておいてください。

 

まず、車検の残りがわずかな車だと、買取業者からは「すぐに契約できる客」として期待されます。売る気がマンマンの客だと思われるわけですね。だから、そこをうまく活用するというわけです。

 

業者の査定額を聞いてから、さらに上乗せで交渉をするようにしましょう。その時に、「今の価格なら、車検に通して乗り続けた方がマシだよ。」と伝えてください。そして、「○○万円なら即決で売るよ」というわけです。

 

そうすれば、業者としても契約を決めるために、交渉に応じてくれやすいです。他店の査定額なども引き合いに出して、上手く交渉を進められるように工夫をしましょう。

 

 

 

以上、車検と査定額の関係性を紹介しました。無理に車検に通す必要はありませんから、自分が売りたいときに売るようにしましょう。また、車検の残り期間を交渉に生かすことができれば、かなり高額で売却することができるかもしれません。



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