ワンオーナー車が査定額に与える影響とは?

ワンオーナー車が査定額に与える影響とは?

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中古車屋さんの店頭の車を見たり、中古車情報誌を読んでみると、「ワンオーナー」と大きく表示されていることがありますよね。ワンオーナーとは、新車登録時から所有者が変わらずに、同じ人が乗っていた車という意味です。

 

ワンオーナーのメリットとしては、同じ持ち主ですから整備状況や修理歴などがハッキリしやすいことがあります。オーナーが何度も変わっているクルマだと、どのような乗り方をしたのか分かりません。整備手帳なども、紛失していることが多いですからね。

 

だから、中古車業界では、ワンオーナー車だと歓迎される傾向にあります。もちろん、査定額にも反映されることが多いです。ここでは、ワンオーナー車を高く売るための方法などを紹介します。

 

ワンオーナーでもプラスにならない場合がある

 

先述したように、ワンオーナーだとメリットが高いですが、査定でプラスにならない場合もあるので注意が必要です。そもそも、ワンオーナーが評価される理由は、過去の履歴がハッキリしているからです。整備や修理の歴史が分かっていると、購入者も安心しますよね。だから、価値が高いということです。

 

でも、整備手帳を紛失していたり、定期点検を受けていない車両だとしたら、評価は下がる傾向にあります。過去の履歴が分かりませんから、ワンオーナーのメリットが無いからです。なので、しっかりとメンテナンスをして、記録も付けるようにしましょう。

 

 

また、ワンオーナーは所有歴が長いほど価値が高いです。ワンオーナーの多くは、3年落ちとなっています。これは、初回の車検を前にして売却をする人が多いからですね。なので、それ以上乗っているクルマでワンオーナーだとしたら、価値が高くなるわけです。

 

5年以上乗っているのであれば、かなり貴重な車だと言えるでしょう。だから、長く乗るほど価値が高いということは、しっかりと覚えておくようにしてください。

 

高額査定を引き出す交渉術

 

最後の価格交渉の時に、ワンオーナーであることは武器となります。基本的に、ワンオーナー車だとしたら、2〜3万円の査定アップとなるはずです。そして、そこからさらに査定額を引き上げるために、心理的な交渉を行いましょう。

 

たとえば、「この査定だったら、もう少し乗ろうかな」と呟いてみるわけです。ワンオーナーだと車に愛着を持っている人が多いので、この発言はかなりリアリティがあります。なので、査定士としても、もう少し査定額を引き上げて買い取りたいと思うはずです。

 

そして、「○○万円だったら、すぐに契約するよ」と交渉してみましょう。このように伝えることで、自分の希望額通りに売却できる可能性が高くなります。買取業者は品質の良いクルマを買い取りたいと思っていますから、こういった駆け引きは重要です。

 

 

 

以上、ワンオーナーと査定額の関係性を紹介しました。大切に乗ってきた車を高く売るためには、こういったことを知っておくと良いでしょう。ワンオーナーの車を所有している人は、ぜひ参考にしてみてください。



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