AZ-1を高額買取してもらうには？

オートザム・AZ-1は、マツダが販売していた軽自動車の2シータークーペです。スズキにもOEM供給されて、「CARA」という名前で販売されました。マツダの販売チャネルの一つであった、オートザムによる発売となっています。

軽自動車で唯一のガルウイングドアを採用しているので、スポーツカーのようなスタイルが人気を集めました。室内空間は狭いので荷物は積めませんが、趣味として走りを楽しむのであれば十分に満足できるクルマです。

20年近く前に生産が終了してしまっているので、市場に残っている台数が非常に少ないです。なので、中古車市場ではプレミア価格が付いているものまであり、かなり希少価値が高くなっています。ですから、状態が良ければ、かなりの高額査定が期待できるでしょう。

1992年に発売されたAZ-1は、スズキの直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載しており、みどっしぷレイアウトを採用しています。そして、ガルウイングドアを採用することで、小型のスポーツカーをイメージしました。FRPを材料として使うことで軽量で高剛性のボディを開発し、走行時の安定性を高めています。

しかし、重心が高くなっており荷重が後方に偏っているために、直進時のバランスが崩れてしまうというデメリットもありました。さらに、サスペンションがコーナリング時に大きく傾く仕様だったために、スピンや横転してしまう事故も発生しました。

なので、色々な問題を抱えていた車でしたが、モータースポーツなどのベース車として人気を集めました。チューニングを施せば、当時のジムカーナで圧倒的な強さを誇っていたホンダ・シティに対抗できる車種でした。

販売期間が短かったので台数が少なく、今ではプレミア価格で取引されているクルマです。