交渉の基本は、先入観を捨てることから

交渉の基本は、先入観を捨てることから

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心理的な話ですが、人間は自分にとって都合の良い情報を正しいと思い込む傾向があります。そして、自分に都合が悪い情報を間違いだと思って、排除してしまうわけです。なので、自分の思い込みを重視しすぎると、判断を間違えてしまう可能性があります。

 

車の買取査定でも同じで、価格の交渉をするときには、先入観や主観的な情報などは出来るかぎり排除するようにしてください。そうしないと、妥協できるポイントが分からなくなってしまって、交渉がまとまらない可能性が高いです。

 

これは誰でも陥りやすいミスですから、十分に気を付けるようにしましょう。ここでは、先入観を捨てることの大切さを紹介していきます。

 

先入観に惑わされない

 

雑誌やネットなどを見ると、車の買取相場が記載されていることがあります。そういった情報は、高めに書かれていることが多いので、あまり鵜呑みにしない方が良いでしょう。また、友達から「思っていたより高く売れたよ」などと聞くと、自分のクルマも高く売れそうと勘違いしてしまいがちです。

 

クルマの査定結果というものは、その車体の状態や年式、走行距離など、複合的な要素で決まるものです。なので、同じ車種であっても、査定額が大きく異なることはザラにあります。だから、高く売れるという先入観を持ってしまうと、実際の査定額を聞いたときに落胆してしまうかもしれません。

 

ですので、都合の良い情報ばかりを信じて、先入観に捉われないように気を付けましょう。あくまでも、客観的な情報に基づいて判断することを忘れないようにしてください。

 

客観的な判断基準を持つ

 

クルマを売却するときには、実際の査定額を基準として交渉するようにしてください。自分の希望価格だけを伝えても、うまく折り合わないことが多いです。実際のクルマの市場価値を知ることなく、交渉しても上手くいかないことを理解しましょう。

 

たとえば、買取相場が100万円なのに、150万円の希望をしても成立しませんよね。実際の相場を無視して取引きをしても、決して上手くいくことは無いわけです。なので、色々な業者で査定を受けてみて、おおよその買取相場を知ることから始めてください。そして、そこから交渉を開始することで、現実的な買取価格で取引をすることができます。

 

だから、査定を受ける前に、余計な情報は入れない方が良いかもしれませんね。色々な情報を調べたい気持ちは分かりますが、それだと先入観に捉われるリスクが高いです。なので、常に客観的に判断できるように、先入観を持たないように意識をしてください。

 

 

 

以上、査定を受ける前の心構えを紹介しました。交渉をスムーズに成立させるためには、必須の考え方ですから覚えておくようにしてください。あまり交渉が長引くとモチベーションが下がりがちですから、可能な限りスムーズに進められるように工夫をしましょう。



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