買取業者が査定で見るチェックポイントとは?

買取業者が査定で見るチェックポイントとは?

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買取業者やディーラーの下取りなどで査定を依頼する場合、チェックするポイントは大体決まっています。査定士は決められた場所をチェックすることで、その車の価値を判断しているわけですね。

 

なので、そのポイントを知っていれば、事前に対策をして高額で売ることもできるということです。知っているかどうかで決まることですから、あらかじめ知識を付けておくようにしてください。ここでは、クルマの査定のチェックポイントを紹介します。

 

査定士が見るポイントとは?

 

クルマの査定は、日本自動車査定協会が定めた基準に基づいて行われます。これは、全国統一の基準となっていて、誰が査定しても同じ価格を提示できるように細かくマニュアル化されてします。

 

いくつかの項目に分かれて評価するポイントが決まっているので、それらを知っていることで、査定の前に対策をすることができます。具体的には、以下の項目をチェックしています。汚れなどが目立つ場合には、しっかりと洗ったりしておけば、査定額がアップするかもしれません。

 

まず、最も重要な要素しては、車種やグレード、年式や走行距離、エンジンの状態です。これによって、基本価格が決定します。そして、基本価格から以下の要素をチェックして、加点や減点がされて買取価格が決まるわけです。

 

外装 ボディの傷や凹み、タイヤの溝、電飾関係、バンパーの擦れ、塗装の状態
内装 車内の傷や汚れ、シートの傷や破れ、車内の臭い
電装 サンルーフ、エアバッグ、スライドドア、パワステ・ウインドウ
その他 タバコ、修理歴、車検の残り

 

室内の掃除などは、しっかりとやった方が良いですね。特に、臭いについては、なかなか落ちにくいことがありますから、日頃からキレイにしておく方が望ましいでしょう。

 

外装評価について

 

外装については、3〜5点で評価されます。未使用車など新車に近い状態なら、6点以上が付けられることがありますが、基本的には5点までとなっています。

 

5点 一見して傷もなく、気になる箇所が無い状態です。ただし、年式と比べて、あまりにも走行距離が少ないなど、不自然な車両に関しては点数が下げられることもあります。
4.5点 目立つ傷が1〜2か所ある状態ですね。ただ、大きな修理が必要ない状態であれば、4.5点という評価が付けられます。
4点 日常の使用に伴う傷が、多数ある状態です。多少修理が必要な個所であっても、中古車として妥当な傷であれば4点と言う評価となります。
3.5点 目立つ傷が散見されて、修理が必要な状態となります。そのままでは販売できない状態であれば、3.5点の評価となりますね。
3点 部分的に交換が必要であったり、大きな損壊がみられるレベルです。軽い事故を起こした車などは、3点となります。

 

内装評価について

 

内装に関しては、A〜Dの4段階評価となっています。傷などの状態以外にも、臭いなども含まれますから注意してください。

 

A 使用感も少なくて、ほぼ新品だと言える状態です。
B 使用に伴う傷や汚れなどがある状態となります。多少の汚れなどがあっても、年式と比べて相応であればB評価となります。
C 傷などがあって、修理が必要な状態ですね。シートが破れていたり、タバコの穴が開いていたりする場合です。他に目立つ傷や汚れが無くても、1か所の破れでC評価となる場合があるので注意が必要となります。
D ダッシュボードやインパネが割れているなど、部品の交換が必要となる場合です。また、ペットやタバコの臭いが取れない場合なども、D評価となってしまいます。

 

高く売るためにはどうするか?

 

高額査定を受ける7つのポイント」でも紹介しましたが、いくつかのポイントを抑えておけば高額で売却できる確率は高くなります。その中で、特に大切なことを紹介します。

 

傷や不具合は修理しない

上記のチェックポイントを見ると、ボディの傷や凹みがあると減点されるということが分かりますね。でも、傷があるからといって、修理はしないでください。なぜなら、査定がアップしたとしても、修理代をペイできないからですね。

 

結局、損をする可能性が高いですから、傷や不具合はそのままにしておきましょう。

 

ノーマルパーツに戻す

車は、ノーマルに近いほど高額で取引されます。なので、社外パーツなどを付けているのであれば、ノーマルに戻すようにしてください。社外パーツは、取り外して単体で売却した方が高く売れることが多いです。

 

パーツ屋さんなどへ持っていて、査定を受けてみてください。なので、売却のことを考えてノーマルパーツを残しておくのが重要です。

 

複数の業者で査定を受ける

買取業者によって、得意な車種が異なります。なので、同じクルマであっても、査定額が大きく変わることはザラにあるんですね。ですから、多くの業者で査定を受けて、最も高い業者と契約するようにしましょう。そうすれば、損をすることも無くなるはずです。

 

日頃からのメンテナンスが大切

 

結局、高くクルマを売るためには、日頃からしっかりとケアを行っておくことが重要です。外装や内装の汚れや傷は、マメに洗車することが防ぐことができます。車内の臭いなどは一度付くと落ちにくいので、日頃から掃除しないといけません。

 

さらに、エンジンや電装関係なども、メンテナンスをすれば寿命を延ばすことは簡単です。今の車が高く売れれば、新しく乗り換える際にもスムーズに取引ができます。ですから、自分の車は大切に扱うようにしてください。



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