クルマの売却後にトラブルが起きる可能性はあるのか？

車を売却するときには、査定額に同意した後、契約書にサインをしないといけません。その契約書には、先ほど査定した内容が記載されています。この記載した内容に関して、後で相違が発覚すると、査定額の減額やキャンセルになることもあるので注意しましょう。

契約書に書かれている内容は、以下の通りです。

年式や車種、ボディカラー

これは、車検証に記載されている内容がそのまま記載されます。これは、後で問題になることは無いでしょう。ですから、心配する必要はありません。

グレード

知識が低い査定士の場合、グレードを間違って記載する可能性があります。ワンランク上のグレードが記載されていると、後で減額を請求されるかもしれません。なので、契約書の内容をちゃんと確認するようにしてください。

走行距離

エンジンを積み替えたり、スピードメーターを交換したことがあるなら、あらかじめ伝えるようにしてください。最近は、日本オートオークション協議会によって、車両ごとの走行距離は細かく記録されています。

なので、走行距離をごまかしたとしても、後で必ずバレてしまいます。ですから、距離について質問されたら、正直に答えるようにしてください。

事故歴・修理歴

実は、売却後に起こるトラブルで、最も多いのが事故や修理に関することです。車の引き渡しが終わった後に、事故車だと発覚するパターンですね。これは、中古車で購入した場合だと、本人でも知らない事があります。

万が一、修復歴車だったら、後で数十万円のマイナスとなることがあるので注意が必要です。これを防ぐためには、信頼のおけるお店で車を購入するしかないですね。悪徳業者だと、事故車だと隠して販売することが多いです。なので、騙されないようにしましょう。

また、買取業者の中にも、事故車だと知りながら事故無しの査定額を提示して、後から大幅に減額してくるケースもあります。悪徳な業者はいますので、騙されないためにも信頼できる業者に依頼をするようにしましょう。

以上、売却後に生じる可能性があるトラブルについて解説をしました。高く売りたいからと言って嘘をつくのはいけませんし、悪気が無くても相違が生じる可能性があります。なので、契約前に契約書の内容は、しっかりと確認するようにしてください。