トヨエースを高額買取してもらうには？

トヨエースは、トヨタの販売する小型トラックです。1954年から現在まで販売されている車種で、色々な業種で長年活用されています。太平洋戦争後に従来のオート三輪トラックに対抗するために開発されて、四輪トラックが普及するきっかけとなったクルマです。

歴史の古い車で、トヨタの中ではランドクルーザーに次いで二番目に長いシリーズとなっています。なので、装備や使い勝手、耐久性など、すべてにおいてバランス良く作られています。また、日野自動車のデュトロは姉妹車という関係となります。

商用車なので、一年中ニーズがあるクルマです。中古車市場でも、法人が購入していきますから、年式が古かったり走行距離が多くても、比較的売れる車種だといえます。なので、買取業者でも、高額査定を出してくれるところがあるはずです。

■グレード一覧

かつての小型トラック市場では、三輪トラックが主流でした。これは、小回りが利いて乗りやすく、しかも価格が安かったためです。しかし、三輪トラックは、バイクに薄い風防を取り付けたようなもので、冬は寒く雨の日に乗りづらいなど、色々なデメリットがありました。

そこで、トヨタがドアや鋼鉄ボディで覆われた四輪トラックを開発して、出来るかぎり廉価に抑えたため大ヒットしました。これまでの三輪トラック市場を飲み込んで、四輪トラック市場をつくり出すなど、業界に大きな衝撃を与えた出来事です。

1999年の7代目では、ダイハツ・デルタをOEM供給してもらい販売しています。積載量が2トンを超えるものは、日野・デュトロのOEMとなります。低公害車指定制度に適合した車を設定したり、排気ガス内の有毒ガスを低減するなど、環境性能を高めることに成功しています。