末期モデルと新型モデルは、どっちがお買い得なの？

新型のフルモデルチェンジの発売が決まっている場合、現在のクルマは「末期モデル」と言われます。これらの末期モデルは、大幅な値引きが受けられるのでお買い得車のように見えますね。でも、「もうすぐ新型が出るわけだし、待った方が良いかも」と思っている人もいるかもしれません。

そこで、末期モデルを買うことのメリットやデメリットを紹介します。買ってから損したと思わないためにも、ちゃんと利点を知るようにしてください。

どちらを買っても一長一短

末期モデルを買うことのメリットは、やはり大幅な値引きを受けることが出来ることですね。新型モデルの発売が決まっていれば、現行モデルの買い控えが起きてしまいますから、ディーラーは大きく値引きをして売り上げを落とさないようにします。なので、交渉次第では、ビックリするような価格になるかもしれません。

しかし一方で、リセールバリューが期待できないというデメリットも存在します。今購入して数年後の乗り換え時に下取りを出すと、思った以上に安い査定しか出ないことがあります。次にクルマを売るときには、２～３代前のモデルになっていますから人気がありません。なので、買取査定でも安くなってしまうというわけです。

では、新型モデルを購入した場合だとどうでしょう？一般的に、新型モデルが発売された直後は、ほとんど値引きがありません。人気がありますから、値引きしなくても売れるからですね。だから、購入時の価格は高くなってしまうということです。これは、デメリットと言えます。

でも、メリットとしては、リセールバリューが高いということですね。新型のデビュー直後に購入すれば、数年後の売却時にも１代前の比較的新しいモデルのままです。中古車市場でも玉数が少なく人気が高いので、高額査定が期待できます。

このように、末期モデルと新型では、どちらも一長一短があります。安く買って安く売るか、高く買って高く売るかのどちらかです。なので、どっちを買った方が良いのかは、その人によるということですね。

また、モデルチェンジと一概にいっても、色々な種類があります。実は、モデルチェンジをしたとしても、リセールバリューが落ちない場合もあるんです。これは、知識として知っておきましょう。

フルモデルチェンジといえば、インテリアやエクステリアなどすべてが一新されるようなイメージがありますが、実際にはそうでない場合もあります。フルモデルチェンジと言いつつも、実際には先代からのパーツ流用がほとんどで、見た目があまり変わらないことも多いです。

これらは、キャリーオーバーといわれますが、プラットフォームなどをそのまま流用して、エンジンも少し仕様を変えただけといった変更で済まされることがあります。これだと、先代とさほど変わらないので、リセールバリューはほとんどか落ちません。

でも、エンジンや足回りなどすべてを改良した完全なフルモデルチェンジの場合だと、リセールバリューは急落する恐れがあります。なので、どのような変更があるのかを事前にチェックして、リセールバリューに影響があるのかを確認した方が良いでしょう。

マイナーチェンジは、仕様はそのままで細かな変更のみで済まされるモデルチェンジのことです。見た目では、全く分からないような変更であることも多いです。なので、リセールバリューに対する影響は少ないですから、さほど心配する必要は無いでしょう。

末期モデルの値引きが最も大きくなるのは、「オーダーストップの直前」です。クルマの製造工場では、生産ラインを調整するために新型車が発売する１か月ほど前に、現行モデルの生産が終了します。

そして、それよりも少し前に、ディーラーからの受注がストップしてしまいます。これが、オーダーストップですね。ここの時期に合わせて商談を行うと、ディーラーも最後の追い込みをかけますから値引き幅が大きくなります。

なので、営業マンにオーダーストップの時期をあらかじめ聞いておき、それに合わせて商談を行うのがお得な買い方だといえます。ただし、あまり交渉を長引かせると注文できなくなるので、気を付けるようにしてください。

末期モデルのデメリットとして、リセールバリューの低さと説明しました。でも、これは売却時にデメリットとなることですから、寿命まで乗りつぶすくらいでいるのであれば全くデメリットになりません。長く乗りたい人であれば、末期モデルはお買い得だといえます。

何より、新車が安く買えるわけですから、ありがたいことですよね。すごく気に入っている車種があるのであれば、末期モデルを選択しても良いと思いますよ。長く乗りたい人にとっては、お買い得な買い物でしょう。

どんな人でも、できることなら新型モデルに乗りたいと思うはずです。性能がアップしていることが多いですし、周りの人からの反応も大きく変わります。型落ちモデルよりも、現行モデルの方がドヤ顔できますよね。

値段が高いのがネックになっているなら、今の車を高額で売却することを考えましょう。自分の予想よりも20万円も高く売れれば、新車を20万円引きで買えるのと同じくらいのインパクトがあります。

なので、まずは自分の車の価値を知ってから、乗り換えについて考えるのが良いと思いますよ。

そこでおススメなのが、「ズバット車買取比較.com」というサービスです。自分の車の情報を入力するだけで、おおよその買取相場を調べることができます。

買取相場を知ることができれば、車の買い替えの計画を立てやすいでしょう。末期モデルか新型モデルかで悩んだら、まずは買取相場を見てからお財布と相談してみてください。