改造車でも自動車保険に入れるのか?

改造車でも自動車保険に入れるのか?

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車好きの方で、自分の車をドレスアップしている人は多いでしょう。マフラーやホイールを変えたり、エアロパーツを付けたりするわけですね。改造すると車は格好良くなるのですが、保険に入れるのかどうかが気になるところだと思います。

 

改造の程度にもよるのですが、保険会社としてはノーマル車を前提として保険料の設定をしています。なので、改造をしていることで、保険料が高くなったり、加入を断られてしまうかもしれません。

 

ここでは、改造車と保険の関係を紹介するので、参考にしてみてください。

 

改造車でも自動車保険に入れるのか?

 

改造車の定義とは?

 

改造車といっても、色々な種類がありますよね。ホイールを変更するなどの簡単なものから、キャンピングカーのように内装をガラリと変えたものまで多種多様となっています。

 

ここでいう改造車というのは、「構造等変更検査」をしたものや軽微な改造をした車両を指します。簡単に言ってしまうと、「車検に通すことができる自動車」ということですね。

 

車検に通らない改造は違法となりますから、保険の加入はもちろん、公道走行もできません。

 

 

ちなみに、構造等変更検査とは、車両の大きさや定員、最大積載量やエンジン、用途などを変更するときに行う手続きのことです。

 

これを行った車両は、車検証に「改」の文字が記載されます。すると、車検にも通すことができる合法の改造車となるわけです。

 

 

改造車の自動車保険について

 

違法な改造車は論外ですが、合法的な改造車であれば加入できる自動車保険はあります。しかし、保険会社や改造状況によって対応が異なるので、実際に申し込みをしてみると良いでしょう。

 

ただ、通販型の自動車保険だと、ネット上での見積もりや契約ができないことが多いです。なので、コールセンターに連絡をして、個別に相談しなくてはいけません。

 

 

といっても、通販型はリスク細分型のシステムを採用しているので、リスクの高い改造車は断られることが多いようです。

 

ネットの口コミを見てみると、「イーデザイン損保」や「セゾン自動車火災保険」などは、改造車はすべて断られる傾向にあります。

 

ソニー損保」や「アクサダイレクト」、「SBI損保」などでは、基本補償のみの受付で車両保険は入れないとの声がありました。

 

改造車は修理代も高額になりがちなので、車両保険を拒否される可能性が高いわけですね。

 

 

代理店型なら細かな融通が利く場合が多いですから、改造車でも受け付けてもらえることが多いでしょう。色々な保険会社に連絡をしてみて、加入できるかどうかを確認してください。

 

 

自動車保険に加入後に改造をする場合

 

ノーマル車で自動車保険を契約して、その後に改造をする場合もあるでしょう。こういったケースでは、トラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。最悪の場合、保険金の支払い拒否をされるかもしれません。

 

自動車保険の約款にも記載されていますが、契約自動車の構造変更があった際には保険会社に告知する義務があります。「○○の改造をしましたよ」と、連絡をしないといけないわけですね。

 

それによってリスクも変わってくるので、保険料が再計算されます。これを怠ってしまうと、告知義務違反となり補償が受けられなくなるわけです。

 

 

どの程度の改造で告知が必要なのかというと、構造等変更検査を受けたようなときですね。エンジンの乗せ換えやシートの取り外しによる乗員数の変更などが該当します。

 

他にも、構造変更とまではいかないまでも、エアバッグなしのハンドルに交換したり、高価なパーツを付けた時などは、保険会社に連絡を入れてください。

 

判断に迷った時には、保険会社に確認を取ると確実ですね。

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