ロードサービスでありがちなトラブルと予防法について

ロードサービスでありがちなトラブルと予防法について

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自動車保険を契約すると、ロードサービスが無料で付いてきます。運転中に起きたトラブルに対して、専門のレスキューが駆けつけて応急措置を行ってくれるサービスですね。

 

非常に便利なサービスなので、積極的に利用したいものです。しかし、できることなら、トラブルを起こさずにカーライフを過ごしたいでしょう。ロードサービスを待つにしても時間が掛かりますし、ストレスを感じてしまいます。

 

ここでは、路上で起こりうるトラブルと予防法について解説をします。

 

ロードサービスでありがちなトラブルと予防法について

 

ロードサービスの出動データ

 

ロードサービスを提供している「JAF」によると、2016年2月の出動回数は184,513件だったそうです。たった1ヶ月で、18万件以上のトラブルが発生しているわけですね。平成26年の1年間だと、230万件を超えています。

 

出動理由のTOP5としては、以下のような内容となっています。

 

【一般道路】

順位 トラブル内容 件数
1 バッテリー上がり 764,626
2 タイヤのパンク 304,639
3 キーの閉じ込み 226,711
4 落輪 178,513
5 バッテリーの破損 123,550

 

【高速道路】

順位 トラブル内容 件数
1 タイヤのパンク 28,335
2 燃料切れ 11,467
3 事故 7,756
4 バッテリー上がり 5,850
5 オルタネータ(発電機)の故障 1,896

 

 

一般道に関しては、「バッテリー上がり」が最も多いという結果となりました。しばらくエンジンをかけていなかったり、ヘッドライトやルームライトを付けっぱなしで駐車することが原因です。

 

また、近くのスーパーやコンビニなど、短距離の移動をメインにしているとバッテリーへの充電が行われません。なので、いつの間にかバッテリーが上がってしまうことがありますね。

 

 

一方、高速道路においては、「タイヤのパンク」が最も多くなっています。高速で走行してしますから、タイヤへの負担が大きくなってしまうためですね。空気圧が弱まっていると、小さな石などでもパンクすることがあります。

 

そして、ノンストップで走り続けるために、給油を忘れてしまう人も増えるようです。「燃料切れ」が2位になっていることからも分かるように、気持ちよく走っているといつの間にかガス欠になることがあるでしょう。

 

 

車のトラブルを起こさないための対処法

 

上記の出動データで示しましたが、バッテリーやタイヤ、キーの閉じ込みによるトラブルが圧倒的に多いですよね。発生件数がダントツですから、最低限これくらいは気を付けておく必要があります。

 

 

バッテリーの点検

 

車を運転する前に、ボンネットを開けてバッテリーの点検を行いましょう。目視だけでも、異常を発見することができます。

 

まず、バッテリーの外観を見渡して、ひび割れやふくらみが無いかを確認してください。上部にある6つのキャップに白い粉やゴミが付いているようであれば、キレイに拭き取るようにしましょう。

 

そして、+と−の端子を確認して、金具がしっかりと付いているかをチェックします。これが緩んでいると接触不良の原因となり、電装関係に異常が生じるかもしれません。

 

最後は、バッテリー液の確認ですね。バッテリー内部には、希硫酸という電解液が入っており、これにより電気を溜め込んでいます。しかし、長く使用していると電解液が減ってくるので、定期的に補充しないといけないわけです。

 

バッテリー本体に「UPPER LEVEL」と「LOWER LEVEL」の線が書かれているので、「UPPER LEVEL」まで電解液で満たされているかをチェックしてください。「LOWER LEVEL」を下回ると故障の原因になるので、気を付けるようにしましょう。

 

 

タイヤの点検

 

タイヤにとっては、空気圧が非常に重要です。空気圧が高すぎても低すぎても、本来の性能を発揮することができません。また、タイヤの寿命を縮める原因となるので、適正な空気圧を維持できるようにしてください。

 

運転席のドアに空気圧の値が記載されているはずなので、その基準に従って空気を入れるようにしましょう。

 

また、タイヤの溝が残っているかやヒビが入っていないか、ホイールのナットが緩んでいないかも確認しないといけません。走行中にタイヤがバーストする原因となるので、大事故を招く可能性があります。

 

 

キーの閉じ込み対策

 

キーの閉じ込みに関しては、うっかりミスを無くすしかありません。何かの考え事をしているときや急いでいるときなどに、キーの閉じ込みをしやすくなります。なので、日頃から鍵を使ってロックをすることを心がける必要がありますね。

 

あとは、スペアキーをバンパーの裏などに隠しておくという方法もあるでしょう。ただ、鍵の隠し場所を他人に知られてしまうと、盗難の被害に遭うかもしれません。ですから、鍵を持ち歩く習慣を付けることが、確実な方法だといえます。

 

 

 

以上、ロードサービスにおけるトラブルと予防法を紹介しました。ちゃんと車のメンテナンスを怠らなければ、ロードサービスを呼ぶようなことにはならないでしょう。なので、定期的に車の点検をすることをおススメします。

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