自動車保険の更新を忘れたらどうなるのか?

自動車保険の更新を忘れたらどうなるのか?

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自動車保険は、1年契約になっているのが一般的ですよね。1年で満期となるので、その後は継続か他社に乗り換えるのかを選択することができます。しかし、更新の案内を見落としてしまうと、気づかないうちに期限が切れてしまうことがあります。

 

一定期間なら救済措置があるのですが、それ以降は継続することができません。今までの等級もリセットされてしまいますから、ちゃんと更新を行うようにしてください。

 

ここでは、自動車保険の更新を忘れた時の対処法を紹介します。

 

自動車保険の更新を忘れたらどうなるのか?

 

基本的には自動的に更新される

 

ほとんどの自動車保険には、「自動継続特約」というものが付いています。これは、満期日から1ヶ月以内に手続きをすれば、更新をしたものとみなされる特約ですね。たとえば、7月31日に満期になるとしたら、8月31日までに手続きをすればいいわけです。

 

もちろん、無事故運転をしていれば等級が1つ上がりますし、満期日を過ぎて事故を起こしていても補償の対象となります。

 

ただ、満期日から1ヶ月を過ぎてしまったら、継続をすることはできません。自動的に更新のキャンセルとなり、満期で保険の終了となるわけです。

 

ですから、更新を忘れていても、1ヶ月以内であれば問題ないということですね。保険会社から通知が届くはずなので、見逃さないようにしてください。

 

 

保険会社を乗り換えるなら7日以内

 

今の保険が満期になった後に、他の保険会社に乗り換えることもあるでしょう。通販型の自動車保険が人気なので、そちらに移行する人が増えているようです。そういった時には、期限が定められているので気を付けてください。

 

保険会社を乗り換える際には、旧保険の満期日から新保険の始期日までが7日以内である必要があります。7日以内にすることで、過去の等級を引き継ぐことができるわけです。

 

8日以上の間隔が空いてしまうと、6等級から再スタートになるので保険料が上がってしまいます。ですから、保険会社を乗り換える時には、満期日の前から手続きをしておいて始期日を調節してください。

 

旧保険の方では、解約手続きなどは必要ありません。先述の通り、1ヶ月以上経過すると自動で更新がキャンセルされるからです。

 

 

割増等級は13ヶ月まで記録されている

 

1〜5等級の割増等級になっている人は、わざと更新をしないで新規契約をしようと考えるかもしれません。そうすれば、6等級からスタートになるから保険料が安くなるわけですね。

 

しかし、割増等級の記録は、13ヶ月まで残るようになっています。全ての保険会社で情報が共有されているので、保険会社を乗り換えても割増等級が適用されてしまいます。

 

14ヶ月目以降なら情報がリセットされるので、6等級から再スタートすることができます。だから、割増等級の人は、地道に等級をアップさせるか、1年以上車に乗らないようにする必要がありますね。

 

 

満期と同時に車を手放すなら

 

自動車保険が満期になるのに伴って、車を手放す人もいるでしょう。しばらく車に乗る予定がないのであれば、「中断証明書」を取得しておいてください。中断証明書とは、現在の等級を最大で10年間保持することができるものです。

 

将来的に車に乗ることになったら、今の等級から自動車保険を始めることができるようになります。等級が高い人は、何年も無事故を継続しているということです。それらがすべてリセットされてしまっては、非常にもったいないですよね。

 

今後、車に乗る予定が無かったとしても、中断証明書は取っておいて損はないでしょう。無料ですから、保険を解約するときには取得することをおススメします。

 

 

 

以上、自動車保険の更新を忘れた時の対処法を紹介しました。最も大切なのが、しっかりと更新作業を行うということですね。

 

満期日の1ヶ月ほど前から、保険会社から更新通知が届くはずです。なので、見落とさないように気を付けてください。

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